職場に不満を抱いてきたのが理由で転職を検討する介護職が、書類の準備を始める時点で思い悩んでしまうことがよくあります。よく生じる悩みとして知られているのが、転職理由がうまく記述できないということです。

転職活動時に作成する履歴書に転職理由を簡潔に記載する必要がありますが、その際に不満を書くわけにはいかず、何を書いたら良いかで迷ってしまいがちになります。上司の横暴が我慢できなかったや人間関係で失敗してしまったなどと書いたら採用されるはずもなく、給料が低かったや日曜日は休みたいという内容でも受け入れてもらうのは難しいでしょう。そのような内容をオブラートに包んで、いかにして人材としての魅力を訴えかけるかで苦労している人が多いのです。

本当に不満しか思いつかず、何とか介護職を続けたいという理由を書き上げられたとしても、あまりインパクトがなくて不安になってしまう人も少なくありません。転職の書類で落とされたという事例も多くなっているため、自分一人では書き上げずに転職支援サービスを利用する人が増えています。簡単な添削から内容のアドバイスまで幅広く対応してくれる転職支援サービスが広く利用できるようになっているからです。特に介護職の人は他の業界の人に比べて転職する人が多いため、専門にしているスタッフがいるサービスもあります。その支援を受けることによって、不満が理由で転職を決めた人も転職活動を円滑に進めているのが現状です。